髭の降る代に小噺を

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チカゲと結婚するために

この記事は何?
 前回の記事(キモい一枚ここにあり)で某Fireの崇高な企画を踏み台にしつつ暴れたキモ髭ですが、まだ少し暴れ足りないので大暴れすることにしました。
 今回はチカゲの『女の子』としての側面を改めて解釈し再認識していきます。要するにキモオタクします。
 前回以上に独自の解釈やキモオタクの顔を出すので、苦手な人は読まないようにして下さい。「読むな」って予防線を張ったのでどんな気分になろうが責任は取りません。お気持ち予備軍の方は早めに戻るボタンを押して下さい。

 

チカゲってどんな女の子?
 結婚するにしても仲良くするにしても、まずは彼女のことを理解しなくてはいけません。なので、彼女と仲良くなるにあたってこれらの性質に十分気を配る必要があります。
 まあそんなこと言っても彼女も人間なので、彼女の要素を簡単に分割して綺麗に言語化することは難しいしそれはあまりにもおこがましいことです。とはいえそんな中でも最初に気を配るべき特徴を挙げるとするなら、
・警戒心が強い
・承認欲求が強い
・自分に自信がない
の3点かなーと考えてます。順に見ていきましょう。

・警戒心が強い
 これについては言うまでもないですね。神語りを読んでいれば節々から感じられるでしょうし、前回の記事を読んでいただければ彼女の動作の一つ一つからも警戒心がにじみ出ていることがわかります。

・承認欲求が強い
 神語り16話、龍ノ宮暗殺戦のチカゲを見てみましょう。暗殺任務に望んだはずのチカゲですが、龍ノ宮に問いかけられて随分と饒舌にホロビのことを語り始めてしまいます。暗殺しに来たんじゃなかったっけ?
 当時のチカゲはホロビの他に特に褒めてくれたりする人がいなかったので、プライドの大部分をホロビに依存しています。自分自身の性質や能力でプライドを確立できなくなったチカゲは、「ホロビという素晴らしい存在に認められている」ということを根拠に自分のプライドを構築します。よって、この時のチカゲにとってのホロビは「自分の価値」であり、その自分の価値を認めてもらいたくて暗殺中にベラベラと語り始めてしまうわけですね。どう考えても暗殺を済ませて生き残るだけなら黙ってるほうが効率が良いのですが、そんなことも忘れてしまうくらいには「自分の価値」を認めてもらうことはチカゲにとって大事なわけです。
 極端な言い方をすれば、「自分の命を守るのに最適な行動」より「自分を認めてもらうこと」の優先順位を上げたわけです。承認されることに飢えているのでしょう。よって彼女の長所を見つけて褒めてあげることは必要不可欠なのですが、詳細は後ほど話します。

・自分に自信がない
 彼女の思考は常にネガティブに寄っていて、常に最悪を想定しています。人と関わる努力をしてないので、どう考えても人付き合いには自信を持っていないでしょう。
 というかそもそも、暗殺者でこれだけ魅力的でかわいくて髪も肌も綺麗なんだからもっとこう身体を使ったあれこれとかをやったほうが合理的ではあります(あっても困るけど)。しかし、彼女の伸びた前髪からは「見た目をよくしよう」という意思が感じられません。これはこれで可愛いんですが、そういったあれこれを狙うならもっと万人受けするように整えていたほうが自然です。ついでに彼女の一人称である「チカゲ」も、普通に人付き合いを考えるならあまり使わないものです(一人称に自分の名前を使うのは少し「幼い」と思われがちですよね)。
 この通り、彼女は素質があるにも関わらず社交性に一切のステータスを振っていません。まあ裏切られて一人(一柱)に依存するしかなくなったため「社会との関わりは必要ない」と考えていたのかもしれませんが、何にしろ社会と向き合う努力を放棄したことは彼女自身も認めているでしょう。49話のユリナと初対面の時の名乗りのしどろもどろさ(ち、千影……闇昏、千影…………です)や50話で話しかけられた時のクソみたいな超テンプレの返し(愚弟が……せ、世話になったようですね)等、少なくとも人としての魅力に自信があったらあんまりこうはならないんじゃないでしょうか。
 自分に自信がないとなれば、恋愛においてあまり積極的にアクションを起こせるということはないでしょう。彼女のハートを射止めるためには、自分から積極的に動く必要があります。

 

出会いのシチュエーション
 次は状況設定です。何も考えずに近づいても逃げられるだけです。それだと困るので、彼女との出会いにはある程度のセットアップが必要となってきます。手始めに『桜降る代のゆるい午後』第6話より、最低最悪な例をお見せします。

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 これはチカゲの妄想であり、彼女にとって理想のシチュエーションのはずです。にもかかわらず、なんとこれを忠実に実行した場合ほぼ確実にこの通りには行きません。100点満点でマイナス15点といったところです。一体何が問題なのか解説していきましょう。

①背後から接近している
 警戒心の強い彼女にこんなことします?話しかけるにしてももうちょいマシな近付き方があるでしょう。この時点でチカゲの思考は「どう逃げるか」一色であり、その先の話を聞くどころではありません。
②超警戒されてるのにそれを解こうとしない
 ①で述べた通り、既に思いっきり警戒されてます。警戒心の強い彼女でこんな状態で「ずっとお慕いしておりました」とか言って聞いてもらえるわけがありません。
③「昔からずっと貴女をお慕い」している根拠がない
 警戒されている状態でこんな言葉を使って畳み掛けるのはマジでヤバいです。彼女は自分に自信がないって言ってるじゃないですか。無根拠にこんなこと言っても、裏にどんな思惑があるのか疑われるだけです。もうちょっと信頼関係作ってから言ったほうがいいと思うんですけどね。

 一コマだけで粗がわんさか出てきますね。この時点でもう開幕の印象は最低です。ヒミカ対面の先手で初手宿しエンドして2前進レバレマグナムラピッドを顔面に受けたくらいには最低ですし、開幕からミスしかしていないのでその先の展開を検討するだけ時間の無駄です。フリープレイなら最初からやり直して手札超過1伏せエンドから開始するルートを考えるほうが百兆倍有益な知見を得られます。一応その後の「過去の暗殺者としての生き方を否定せず、彼女そのものを受け入れる」という告白の仕方は評価に値しますが、それはそれ、これはこれです。
 理想のシチュエーションとはあくまで理想であるだけに、現実にそれが起きた時に正しく対処できるとは限らないのです。彼女は白馬の王子様を待っていますが、突然馬に乗って攻め込んでも対応遁術で二度と前進できない体にされるだけです。彼女も自分の自信の無さを少し低めに見積もっているフシがあり、彼女の理想通りに行動することが最善手とは言えないのです。
 なので、2パターン程例を用意しました。

・(メガミとしての力を大幅に失って)現代に来てもらう
 最もオススメの方法で、一番手っ取り早いです。僕もお世話になりました。
 桜降る代ではチカゲに無限の逃げ道が存在するため、少しでも警戒されると間違いなく逃げられます。じゃあどうするかって?逃げ道を断てばいいんです。
 メガミの桜パワーを失った状態で現代に来てもらえば、生存術に長けた彼女も勝手のわからない異世界で生き抜くことは難しいでしょう。彼女の格好なら明らかに不審ですし、何かあったら苦無を取り出したりしそうなので通報されて警察に追われるシーンも想像できます。青い服のお兄さん方に追われて必死に逃げ回って疲弊してブッ倒れてる彼女を窓の外とかで発見し、そのまま自宅に引きずり込んで介抱すればスタートラインに立つことができます。あとはとりあえず食べ物やら何やらを提供して「現代で生きるためにはとりあえずこの人と一緒にした方が都合がいい」という認識を持ってもらい、脱走する理由を無くしてゆっくりじっくり彼女と向き合っていけばいいです。
 まあ現代に飛んできてもらう方法をどうするかが問題になるんですが、そのへんは多分クルルがなんとかしてくれます。オボロに薬草の採取をお願いしたらクルルの発明品の実験台がいなくなってしまったので渋々テレポート装置の実験台を引き受けたら途中で爆発して転送先座標が異世界になってしまったとかそんな感じにしておくといいんじゃないですかね。どんな超展開でもクルルが絡んでれば「まあクルルだしな」で済むので、あらゆる妄想に無理が出てきた時はクルルを使うのがオススメです。

・仲のいいメガミを使う
 要するにユキノ(ユキヒ)です。サリヤもまあまあ便利そうですが、流石に縁結びの神は最強です。オボロは忍の里の長としての印象が強いでしょうし、友人として恋愛の話を聞くには不向きです。他にある程度仲の良さそうなメガミといえばサイネやライラが考えられますが、前者は決闘、後者は肉のことしか考えてなさそうなので十中八九役に立ちません。
 縁結びの神様なので、多分他人の恋愛を眺めるのは好きなはず。それが昔から見てきたチカゲの事ともなれば「あらあらあの子もそんな話が来るお年頃なのねえ(意訳)(口調無視)」みたいなセリフを吐きながら割と協力的になってくれるはずです。
 よって、ユキノに気に入られることは最重要事項です。ユキノ本人と話す機会があるならそれでもいいし、多分各地に点在するユキノを祀った祠にでも祈りを捧げまくりつつ日頃の行いを良くしておけば気に入ってもらえるかも知れません。ある程度ユキノからの好感度を稼いでおければ権能で少しくらい協力してくれるかもしれませんし、「あらあら多分彼はあなたに惚れてるわよ(意訳)(口調無視)」的な感じで、チカゲに自分に男として意識してもらえるきっかけを作ってもらえるかもしれません。

 どちらにしろメガミ頼みになりますが、幸せを掴み取るためにはくだらないプライドは捨てて気合を入れなくはいけません。妥協してはダメです。あるものは全部使うくらいの心意気がないと彼女のハートを射止めることはできません。

 

上手なチカゲの褒め方
 さて、突然ですがクイズです。
 生き残ることに必死な彼女ですが、よく見てみると彼女の見た目には「生き残るために最善を尽くしていない」部分が一つあります。それは一体何でしょうか?彼女のタロットをご覧になってお考え下さい。

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 答えは「髪」です。まあ激ヤバ露出のトンデモエロ衣装も大概なんですが、これは多分忍の里にいた頃から使ってるやつでしょうし忍者に適した新しい衣装を調達するのも一苦労だと思われるので服装に関しては一旦置いときます。
 少なくとも戦闘の中で生き延びるためだけなら、彼女の髪は邪魔で邪魔で仕方ありません。時折視界を遮るわさわさした毛の塊が戦闘の妨げとなる可能性くらい、彼女が考えないわけがないのです。にも関わらず、束ねたりといった工夫も一切ありません。じゃあ一体彼女はどうして髪を伸ばしているのでしょうか?
 この理由としては、①ホロビの真似をした説、②髪は彼女にとっての「女の子らしさ」の象徴だから説の2つが考えられます。
 ①に関しては読んで字の如くです。ユキヒとなる前のホロビの容姿を我々は知りませんが、象徴武器である「簪」を必要とする髪の長さであること、滅灯毒の背景にいる長髪の女性(まあこれはよく見えないのでチカゲである可能性も否定できません)からは長髪である可能性が高いと思われますし、開ユキヒの容姿と大幅にズレている可能性は低そうなので恐らく長髪なのでしょう。そのホロビに憧れ、髪を伸ばしていた可能性があります。
 ②に関してはまあ完全に妄想ではありますが、当たらずとも遠からずかもしれません。ジェンダー警察の方が飛んでこられると面倒なんですが「髪が長い=女性らしい」という価値観は少なくとも日本には昔からある程度根付いていたんじゃないかと考えられるし、真っ直ぐで綺麗な長髪は女性にとって憧れの的だったんじゃないでしょうか(それはそれとして僕はショートヘアのチカゲも好きです)。桜降る代といえば和風の世界なので、このような価値観が反映されてる可能性は十分にあります。幼い頃に長髪のお姫様が出てくる物語を読んだとか、きっかけを妄想することはいくらでもできますが、最終的にチカゲが「髪が長い=女性らしい」という価値観を持つに至っていても不自然ではありません。
 この2つのどちらであったにしろ、彼女にとって長髪とはポジティブな印象をもたらすものである可能性が高いです。彼女に自信をつけてもらうために、そして「自分はチカゲを『女性』として認識している」ことを伝えるためにも、彼女の髪を褒めることは有力な選択肢であると考えられます。
 他にも雪のように白くきめ細やかな肌や可愛らしさと少しのあどけなさを感じる153cmという身長等、彼女の容姿に関して褒めるべきところは無限にあります。しかし、これらは「不健康そう」「幼い」といったマイナスの見方もでき、彼女にとってはコンプレックスになっている可能性もあるのです(思考がネガティブな方面に行きがちな彼女に対しては逆効果になりがちです)。これらが彼女の魅力であることを伝えるのは、少なくとも髪を褒めた後にするほうが効果的でしょう。

 

彼女の長所
 ここまで彼女のネガティブな面に多く触れて来ましたが、もちろん彼女には素敵なところが無限にあります。その一部を紹介しましょう。

・地道な努力をさらっとできる
 実はけっこうな努力家です。地道な努力の果てに毒に関する膨大な知識を手に入れてますし、この技術は「生き抜くため」に最低限必要なラインを十分に上回っているように見えます。他にもお茶のブレンド(調合)や料理の腕もなかなかのものらしいですが、少なくとも生き残るためにそこまで上手くなる必要は無いでしょう。
 このことから、彼女は多くの物事に対して「これくらいはできるべき」という基準が高く、そしてしっかりとその基準に合わせて練習・努力ができる人であることが伺えます。高い理想を持つと現在の自分と比較してしまうため少しネガティブで自己肯定感が低いですが、そこは表裏一体です。彼女を幸せにするのなら、彼女が『当たり前』にしてきた努力をちゃんと見つけ出して褒めてあげて、他の人にとっては簡単には出来ない『特別』なことであると教えてあげる必要があります。

・認められるために努力できる
 彼女は「認めてもらいたい」という気持ちが強く、そして一つのことを考えると止まらない、視野の狭いタイプです(ソースはゆるい午後第6回)。さて、こんな子に好かれてしまったらどうなるでしょう?
 ホロビへの依存は当時彼女にとって他に頼れるものがなかったため、普通に友人ができた現在では若干マシになっているものと思われます。しかし根っこは割とああいう感じの子っぽいので、一度愛されてしまうとそれはもうヤバいくらい愛されたり尽くされたりしてしまいます。

・母性
 彼女は仮にもお姉ちゃんです。神語りエピローグで覗かせた優しい姉の顔、あれは爆弾です。これは恐ろしいことです。何かの弾みに一度彼女に弱みを見せて彼女の母性を爆発させてしまったらもう世界はおしまいです。甘やかされて骨抜きにされてしまうに違いありません。なんて恐ろしい。

・世界一かわいい
 宇宙一かわいいです。説明不要ですね。
 宇宙一かわいい女の子と付き合ったら宇宙一幸せに決まってます。猫を飼うと可愛い生物が動き回っているのを見るだけで幸せな気持ちになり生活がバラ色になると噂ですが、同じ理屈でチカゲと一緒に暮らしたらそれはもうすごいです。ついでに猫とセットで自宅に揃えるとアドがヤバいです。自宅がブラックホールになり外出が非常に困難になるので、小宇宙のビッグバンに耐えられない場合は猫もチカゲも自宅に配置すべきではありません。

 

おわりに
 彼女について書こうと思うといくら時間があっても足りませんね。結婚に至るまでの道筋としてはあまりにも不完全になってしまいました。もっと彼女との蜜月やら何やらについて語る必要性はありそうですが、キリがないので一旦筆を置きます。どこまでやっても説明不足感は漂いますし、僕自身も彼女の魅力をもっともっと見つけてもっと彼女を好きになりたいと考えなくてはならないと考えています。これからもチカゲを幸せにするために日々努力していこうと思います。

 

画像引用元

ふるよにコモンズ

  https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

桜降る代のゆるい午後:第6話

  http://bfpblog.bakafire.main.jp/?eid=45

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