髭の降る代に小噺を

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『キモい一枚ここにあり』第1回:仕掛け番傘

 こんにちは、BakaTireです。このオタク記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーが思い入れのあるカード1枚について語ります。対象は意味不明な文章や独自の解釈に耐えられる暇人であり、これに該当しない方は今すぐブラウザの「戻る」ボタンを連打するべきと言えるでしょう。こんなものを読んでも一ミリも桜花決闘の上達には役立たないので、軽率に見なかったことにできます。
 
 それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!
 


著者紹介:キモオタサイコパス白髭​

第三回全国大会「天音杯」4勝1敗のプレイヤーとは無関係。チカゲを愛し、チカゲに愛される男を自称している。


 

キモい一枚ここにあり
第1回:仕掛け番傘

著:キモオタサイコパス白髭

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はじめに

 皆様こんにちは。現代でチカゲの彼氏と夫を務めている、キモオタサイコパス白髭と申します。
  本記事では、僕の愛するメガミであるチカゲのカード、『仕掛け番傘』について語らせていただきます。カード効果や用途に関してはそっちのけで、チカゲ本人について解説していきます。

 眼前構築型決闘ボードゲームの方でのチカゲは上方修正やら役割対象メガミの増加やらで盛り上がってるらしいですが、そんなことはクソどうでもいいです。シーズン1だろうが4だろうがいつだって僕にとっての彼女は輝いていたしそんな中でも彼女は今過去最高に輝いているというか毎日を過ごしていく中で日に日に可愛く美しく愛おしくなっていき、段々手に負えなくなってきました。文章で全てを伝えきることは不可能ですが、この記事を通して世界一可愛い彼女の魅力のほんの一端をお伝えできれば幸いです。

 
チカゲ(オリジン)のカードについて

 この記事における僕は某ボードゲームのプレイヤーではなく一般オタクなのでカードの効果やら使い方に関しては完全に専門外なのですが、一応タイトルに「一枚」と書いてあるのでカードについて考察します。

  彼女のオリジンの各カードのイラストを見ていると、彼女の様々なポーズには一つの共通点が浮かび上がります。それは、「自分と敵を隔てる壁を作っていること」です。なんのこっちゃと思われるかも知れませんが、順番に説明していきます。

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 毒霧と泥濘のイラストが最も分かりやすいですね。左手では霧や謎のモヤモヤを生成していますが、右手は自分の前に置いています。是非この記事をご覧の皆様も画面の前でこのポーズをやってみていただきたいのですが、手を自分の前に置くというのは何とも言えない安心感があります。なんとなーく守られてる気分になりますね。まあ実際の戦闘だったら多分何の役にも立たない動作なんですが、戦闘時にも咄嗟にこんな手の動きが出てしまう彼女の警戒心の強さがよく出ているイラストと言えるでしょう。

 叛旗のイラストの手はよく見えないのでなんとも言えませんが、毒霧と同じイラストを使ってますし相手には半分背を向けてるのでまあ「相手と向き合いたくない」という意志が感じられます。

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 お次は毒針・首切り・滅灯の魂毒です。両手を畳んでクロスさせるのは、咄嗟の動きが求められる戦闘中に行うには明らかに窮屈に見えます。両手で物を持つにしても何か他にありそうなものですが、これは†かっこいいポーズ†ではなく両手を自分の前に置いて敵との間に壁を作り、安心感を求めているものと考えられます。

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 続けて、抜き足・闇昏千影の生きる道です。これらのイラストはただ歩いているだけなので戦闘ポーズと言えるかどうかは怪しいですし、体の前面を隠していないように見えるため一見上記の「壁を作っている」説とは一致しないように見えます。しかし、歩く時に外套を羽織っているだけで、思ったより安心感が得られるものです(みなさんも是非重めのコートを肩に掛けて歩いてみて下さい。完全に体の前面を隠してはいませんが、肩から腕の前面が覆われているためか意外と「外套に守られている」感が得られます)。

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 最後に、飛苦無・遁術・流転の霞毒の投擲ポーズです。イラストでは左手の位置が見えませんが、もう片方の手は懐で別の武器を探しているか、(ダーツを投げる時の左手みたいに)体に寄せている可能性が高いと思われます。ほぼ完全に真横を向いて投げていることもあって、「相手に体の前面を晒したくない」という意志が感じられます。それと遁術(逃げるカード)の時だけ笑みが溢れてるのがなんとも彼女らしいですね。

  とはいえ、これだけでは「忍の里にいた時にそういうフォームで練習させられたのでは?」と思われるかもしれません。しかし、オボロのものと比較してみると明確にそうではなさそうなことがわかります。では、忍の里を統べる忍者の長、オボロが手裏剣を投擲する際のポーズと比較してみましょう。

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 チカゲとは明確に、投げている時の体の向きが違います。チカゲは明確に真横に向けて物を投げていますが、オボロは斜め前からほとんど正面へと投げています。

 忍の里の中に投擲術の流儀が複数存在した可能性も否定はできません。しかし、忍の里にとってオボロは割と身近な存在であり、本家本元が目の前に居るのに別の流派が存在する可能性はあまり高くないでしょう。なので、これは忍の里で叩き込まれた動きではなく、彼女独自の投擲フォームである可能性が考えられます。

 これだけでも一般の忍者とチカゲの違いを説明するためには十分なのですが、ついでに鋼糸のイラストも見てみましょう。

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 こんなのが本当に忍者の戦闘スタイルなのでしょうか?ドヤ顔で相手の目の前に突っ立っています。忍者は忍ぶ者と書くはずですが、このオボロからは明確に忍ぶ意志が感じられません。忍者やめちまえ。

  だいぶ話が逸れましたが、とりあえずここまでの話で「チカゲは他人との間に壁を作ろうとしている」という仮説をなんとなく理解してもらえたでしょうか。

 動きの一つ一つを取っても警戒心の強さが感じられるTOKIAME先生の素晴らしい表現力に、我々オタクは感服し涙を流すことしかできません。


チカゲ(アナザー)のカードについて

 以上の事柄を踏まえた上で、彼女のアナザーのカードを見るとまた違った感想を抱くことになるでしょう。

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 満を持して本題の1枚の登場です。普段猫背で縮こまりがちだったオリジンの彼女のイラストでは伝わりづらかった彼女の体のラインやトンデモ衣装のヤバさがはっきりと伝わる、キモ髭も大満足の1枚です。TOKIAME先生は何を食べたらこんなエロ衣装を思いつくんですかね?

 このカードイラスト、背筋が伸びてたり体の正面がガラ空きになっていたりと、先程の「壁を作る」という行為を明らかに放棄しているように見えます。このことから、彼女の気持ちに大きな変化があったことが推測できます。

 始めはホロビ一人(一柱)に依存するだけだったチカゲが、新しい仲間たち(宿しているユキノや他の一行)の力を借りて「自分を守る」ことよりも「友達を救う」ことを意識して戦うようになったわけですね。はーエモい。チカゲちゃん成長したんだねえ。


総括

 こういった感じで、彼女の動き一つ一つからも彼女の内面を垣間見ることができます。この記事を書くために筆者がカードを眺めながら各ポーズのモノマネをする変な人になってしまいましたが、まあ誰にもバレてないのでよしとします。


おわりに

 本記事は以上となります。この度はこんなクソ記事に最後まで付き合わせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
 チカゲはメガミである以前に、一人の女の子でもあります。彼女の内面をより深く知ることで、彼女をより深く真剣に愛することができると言えるでしょう。
 ふるよには表向きには自身の上達や構築の創意工夫、そして一手を争う熱い心理戦を楽しめるアツいボードゲームですが、一方で萌え萌え美少女ゲームとしても非常に優秀です。桜花決闘だけでなく、「桜降る代」という世界観、そしてそこに生きる人々やメガミたちの織り成す物語も楽しんでいただければ幸いです。

 

画像引用元:

 ふるよにコモンズ

  https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

 桜降る代のゆるい午後:第6回

  http://bfpblog.bakafire.main.jp/?eid=45

 『桜降る代の神語り』第72話:陰陽事変

  http://bfpblog.bakafire.main.jp/?eid=231

 カード画像はふるよにコモンズから、最初の画像は下2つから引用した画像を基に加工しています。権利者からの申立があった場合、該当する画像、あるいはこの記事を削除します。

 

最後に

 これは公式記事「想い一枚ここにあり」のパロディ記事です。

 桜花決闘に関する真面目な記事が読みたい方は、筆者の別人格が書いたこちらの記事(http://bfpblog.bakafire.main.jp/?eid=360)をオススメします。

 ついでにここまで読みきることができた狂人であるあなたに、この記事の続編(https://blacksantagg.hateblo.jp/entry/2019/12/29/112225)もおすすめしておきます。耐えられるなら読んでもらえると嬉しいですが、耐えられなさそうなら直ちにタブを閉じられるようにCtrl+Wの上に手を置いてご覧ください。